【特集】ゴミ屋敷が生まれる原因とは?

【特集】ゴミ屋敷が生まれる原因とは?

「なぜゴミ屋敷になってしまうのか理由が知りたい」
「ゴミ屋敷を掃除してくれる業者さんを東京で探している」
「どういうタイプの人がゴミ屋敷にしてしまうのか知りたい」

ゴミ屋敷にまつわるニュースを目にしたことがある人も多いと思いますが、近隣トラブルに発展することも少なくありません。
そもそもゴミ屋敷とは、家中にゴミが山積みになっている状態のことをいいます。
明確な定義などがあるわけではありませんが、生活できる空間がほとんどなく管理できていない住居のことを指すことが多いです。
ゴミが敷地から溢れていて近隣に住む人が迷惑しているケースもありますし、外から見ると普通の家なのに一歩中に足を踏み入れるとゴミだらけといったこともあります。
ゴミを放置しておくと衛生環境が悪くなり、カビが繁殖したり虫が湧いたりすることもあります。
住んでいる人の健康に悪影響を及ぼすことも少なくありません。
また、野生動物などが棲みついてしまい、フン等の被害が出ることもあります。

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8割以上は50代以降の年代

ゴミ屋敷になってしまう原因は様々ですが、その一つに高齢化が挙げられます。
日本は超高齢化社会を迎えており、高齢者の割合はどんどん高くなっています。
それに伴い、ゴミをきちんと捨てるのが難しくなった人が増えてきました。
若い頃は普通にゴミを捨てていたけれど、歳をとってから捨てるのが億劫になりそのまま放置しているという人も多いのです。
ゴミ屋敷に住む人のうち、8割以上は50代以降の年代だというデータもあります。
特に70代以上の年代の人に多いともいわれています。

年齢が上がるとゴミを溜め込むようになってしまう理由

なぜ、年齢が上がるとゴミを溜め込むようになってしまうのかというと、身体的な衰えもありますし認知症の問題などもあります。
足腰が弱くなり、ゴミを捨てに行くことが大変といったこともあるでしょう。
また、現役時代には妻が家事を担っていて、ほとんど家事をしたことがないという高齢の男性も多いです。
妻を病気で亡くす等により一人暮らしになり、ゴミを捨てるのが難しいといった場合もあります。
近年はゴミの分別ルールなども自治体によって違い、資源ゴミなどは細かく分別しなければならいことも多いです。
きちんと分別するのが面倒で、そのままにしていたらあっという間にゴミだらけになってしまったということもあります。
それから認知症は、認知機能が低下して日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
脳の働きが鈍くなり、今まで普通にできていたゴミ捨てといった行為ができなくなってしまうことがあります。
記憶障害が起きたり、判断力が低下するといった症状が出ます。

物を捨てるのが勿体ないと考える人も多い

高齢の世代になると、物を捨てるのが勿体ないと考える人も多いです。
子どもの頃に物が不足していた時代を経験していると、物を捨てることに抵抗感を感じてしまいます。
もう使うことはないものでも、とっておけば何かに使えると考えがちです。
捨ててしまうことに罪悪感を感じる人もいます。

孤独であることも間接的な要因の一つ

それから孤独であることも間接的な要因の一つと考えられています。
高齢になると人と交流する機会が減り、ゴミが溜まっていてもあまり気にならなくなったりします。
自宅に人を招くことが多ければ、自然に掃除をしようという気にもなります。
高齢になり仕事を辞めると、人とのつながりが途絶えてしまう人も少なくありません。
年を取ってからもどんどん趣味の集まりに参加するなど活動的な人がいる一方で、家の中に閉じこもりがちになってしまう人もいます。
ゴミ屋敷になってしまうと、一人では解決できないことも多いです。
大きいゴミを捨てるには粗大ゴミに出さなければなりませんし、自分では運べないこともあります。
人には打ち明けられずに、周りには隠そうとしてしまうこともあるようです。

ゴミ屋敷をそのまま放置しておくと様々な悪影響を及ぼす

しかし、ゴミ屋敷をそのまま放置しておくと、様々な悪影響を及ぼすことが考えられます。
例えば、溜まったホコリが火災の原因になることがあります。
コンセントの周りにゴミが溜まっていると、それが火災を引き起こしてしまうことがあるので注意が必要です。
周りにゴミが沢山あると、次々に火がついていき燃え広がる恐れもあります。
ゴミが散乱していると出口を塞いでしまい、逃げ出すことが難しくなったりもします。
死亡する最悪の事態に発展しかねません。
その火災が隣近所にも燃え広がり、被害が拡大することも懸念されます。

自分の家族や近隣にゴミを溜めている人がいる場合

もし、自分の家族や近隣にゴミを溜めている人がいる場合には、どのように対処すればいいのでしょうか。
家族とはいえ口を出すと、逆に怒りをかってしまうこともあります。
認知症や体力の衰えなどが原因の場合には、行政に相談するなどして福祉のサービスにつなげることが大切になります。
また、最初からクレームのような形で意見してしまうと関係がこじれてしまうので、相手の言い分をきちんと聞く姿勢も重要です。
また、自分が将来そういった状態にならないとも限りません。
ゴミを溜めないようにするためには、若いうちから物を増やさないようにすることが大切になります。

まとめ

使っていない物を定期的に見直して処分することも必要です。
思い出の物などは捨てるのが忍びないこともありますが、高齢になってからはさらに捨てづらくなるので早めに行動する必要があります。

最終更新日 2025年5月19日 by leshal