出産後はママの身体が赤ちゃんを育てる状態に急速に変化していくため、その日のうちに母乳が分泌され始めます。
様々な栄養や免疫成分を含み、赤ちゃんの成長に欠かせない母乳ですが、人によってはなかなか母乳が出ないこともあります。
ママの身体は非常にデリケートで、体質以外にも様々な原因で母乳の出が悪くなることも珍しくありません。
どうしても出ない場合は粉ミルクに頼ることも必要ですが、母乳育児で頑張りたいママは次のようなことを試してみて下さい。
まずは、赤ちゃんの要求を待つのではなく、授乳回数を意識して増やしてみましょう。
赤ちゃんがおっぱいを吸うと、それが刺激となって乳管が開いたり母乳が積極的に作られるようになります。
出ないおっぱいを長時間吸わせることは難しいですが、できれば1日10回以上は赤ちゃんの口に含ませるようにしましょう。
また、短く軽いもので構わないので、毎日運動を行うようにします。
運動によって胸を揺らすことで乳腺が刺激を受け、母乳を作りだすようになります。
時間がない場合は、掃除機などをかける際に意識的に胸を揺らしながら行うようにしてみて下さい。
掃除もできてマッサージにもなるので、一石二鳥です。
さらに、ブラジャーを付けるのもやめましょう。
下着は胸を締め付けてしまうため、血行が悪くなってますますおっぱいが出なくなってしまいます。
もし付けたい場合は、ワイヤー入りのきついものではなく、授乳用の柔らかいゆったりとしたサイズのものを選ぶようにしましょう。
おっぱいの出が悪い場合は、物理的に乳管が詰まっている可能性もあります。
乳管が詰まると古く味の悪いおっぱいが出るようになってしまい、赤ちゃんは美味しくないので飲むのを嫌がります。
すると余った母乳のせいでますます乳管が詰まると言う悪循環に陥ってしまい、最終的にはおっぱいが作られなくなってしまうのです。
乳頭をつまんで老廃物や角質を取り除き、マッサージをすることでつまりを解消するようにしましょう。
(参考:母乳が出ない原因は何?)
最終更新日 2025年5月19日 by leshal