減りつつある社員旅行の参加について

減りつつある社員旅行の参加について

1.昨今の社員旅行事情

会社の社員旅行に参加する人は年々少なくなっていると聞きます。
昭和の時代では考えられなかったことで、あの時代は仕事の一部として考えていた部分が多分にあります。

現在、ある統計では社員の2人に1人が行きたくないと回答しているようで、理由はさまざまありますが、一言で言うとプライベートな時間を潰されたくないということに尽きるようです。

具体的に言うと、普段の業務時間よりさらに上司や部下と一緒にいる時間が長いため、気を遣う時間が長くて疲れることが挙げられます。
これはかなり個人差があると思いますが、すぐに気がつく人は上司があれこれ不満を持っていないかなど気を回し、先手で事を行なうクセがある人で、逆に考えると気に入られやすい人であったりもします。

そんなことはお構いなし、上司だろうが部下だろうが勝手にやってくださいというスタンスの人は気疲れしません。

2.団体行動が苦手な人が増えている

また団体行動が苦手という人が増えていることも社員旅行に行きたくない理由の1つでしょう。
同僚や上司と寝食を共にすると考えただけでユウウツになる人も出てくると思います。

仕事を終え、趣味や好きなことを行なわないと1日が終わらないと考える人は多く、昭和の時代でも、技術系の社員を中心に結構な数いました。
社員旅行のシーズンになると冠婚葬祭があると言ってくる人は大抵決まっており、回りは察して許していましたが出世とは無縁でした。

逆に言うと社員旅行は上司に顔を売るチャンスでもあり、酒を一緒に飲む機会もたくさんありますので、上司や部下が普段どんなことを考えているかを知るいい機会にもなります。

必ず設けられる宴会の席で大注目され、プロジェクトに大抜擢、それを契機に出世していく人もかつて大勢いました。
また宴会は仕事中は気に入らない奴と考えていた同僚が、意外と自分と同じ考えであることを知ったり、犬猿の仲が改善する効用もあったりします。

3.社員旅行は平日に計画を立てること

さらに気になっていた女性社員とゆっくり話ができる時間になる可能性も出てきます。
しかしアルコールが苦手という人は宴会の席は全く苦痛な時間になる可能性がありますから、このあたりも計画を立てる幹司さんは時間配分について十分考慮する必要があります。

社員旅行は平日に計画を立てることをおすすめします。
休日が潰れることを多くの社員は嫌がりますし、平日の行楽地は人が少なくて、スムーズに事が運び、ストレスなく計画通りに進みます。

また普段忙しくて有給休暇を取りづらい会社は、全員有給休暇扱いになるよう会社に掛け合い実施すると好評なことが多く、参加者は増えると推測します。

 

出典元:社員旅行国内

最終更新日 2025年5月19日 by leshal