日本全国様々な地域で果物が栽培されています。
スーパーに並ぶ果物は季節を問わずバリエーションがあります。
しかし、さくらんぼは一時期を除くとごく少数になり、後は缶詰などでしか味わうことができません。
さくらんぼの旬は基本的に夏頃のためで、それ以外はほとんど加工品だからです。
また、日本中どこでも食べられる果物の一つがさくらんぼです。
スーパーへ行けば大抵並んでいますし、値段もほかの果物より安く買うことができます。
このため、様々な地域で栽培されていると思っている人が多いのではないでしょうか?
地元で出回っているさくらんぼは地元で作っている、そう考えてしまうかもしれません。
ですが、実際の店頭に並んでいるさくらんぼは、ほとんどの場合他県で生産されているものです。
果物は鮮度が重要ですが、傷みやすいものも少なくはありません。
しかし大抵のさくらんぼは、ほかの地域で生産されたものなのです。
スーパーに並んでいるさくらんぼのパッケージにも生産地が書かれています。
よく見ると、産地が偏っていることに気づくかもしれません。
さくらんぼの生産地は、日本の場合山形県か北海道の2つが多いです。
もちろんほかの地域でも少なからず栽培はされています。
でも、流通するさくらんぼの7割ほどが山形県産、そして1割が北海道産なのです。
合わせて8割強がこの2つの産地で占められており、残りの地域は2〜3%に過ぎません。
いつも食べているさくらんぼは、多くの場合山形県か北海道で生産されたものになっています。
また、海外から輸入されてくるさくらんぼのほとんどはアメリカ産です。
アメリカンチェリーとして有名ですが、非常に紫が強く一目で分かるようになっています。
ヨーロッパでもさくらんぼ生産は盛んなものの、日本に輸入されてくるさくらんぼの多くはアメリカンチェリーです。
濃厚なジャムを作りたいときや、甘みの強いさくらんぼを食べたいときはアメリカンチェリーも良いでしょう。
最終更新日 2025年5月19日 by leshal